【視察報告】エクアドル地震から1年

セカンドハンド職員が所用でエクアドルに行った際、昨年のエクアドル地震※の被災地を訪ねましたので、そのときの様子を報告いたします
※2016年4月16日18時50分頃(日本時間4月17日)にエクアドル西部の太平洋沿岸地域を震源に、マグニチュード7.8の大地震が発生し、661名の方が犠牲となりました。

4月12日、エクアドル地震の被災地であるマナビ県カルセタ市を訪ねました。カルセタ市は、地震により大きな被害を受け、市役所や町のシンボルの時計塔や市場、高校など多くの建物が倒壊し、11名の方が犠牲となりました。
セカンドハンドがエクアドル緊急地震支援として、主に食糧支援を行った地域でもあります。
地震から1年たった今でも、市内の道路は補修されておらず、穴ぼこだらけで歩くのも一苦労でした。
視察させていただいた家々も、家の補修もできないまま、壊れた家に住み続けている家族がほとんどでした。
今回は、実際に現地で支援活動に携わっていたカルセタ市役所の職員の方に案内していただき、被災した家々を10軒ほど見て周り、お話を伺いました。
私が訪れた4月中旬は長期休暇の時期であったため、家族全員が家に揃っている家が多く、普段の生活を見せていただくことができました。
市役所の職員によると「もともと貧しい生活をしていた人たちなので、地震によってさらに生活が苦しくなった」とのことでした。

壁が崩れ、シートを張って住み続けている家
家の中:奥のレンガが崩れている
IOMの支援により建設されたカーニャ製の家

 

カーニャ製の家の中

新たな住居の建設支援については、家屋危険度判定により、より危険と判定された住居(赤判定)から建設支援が始まっていました。
主に、土地を持っている方々に対しては国の支援で、地割れや液状化により土地を失った方々に対しては国際移住機関IOM の支援が中心となって、新たな住居を取得しています。
IOMの支援により建設された住居は、この地域では伝統的でより安価な素材であるさとうきび(カーニャ)により建設されていました。
本来であれば、仮設住宅の意味合いで提供されているものですが、住民の多くは貧しいため今後もその家に住み続けるのだろう、とのことでした。

地震で娘を亡くした上に大家族なために十分な広さの家を与えられない家族、危険度判定で「すぐに倒壊する危険性は低い」と判断されたが、歩くだけで揺れる家に住み続けなければいけない家族、多くの人々が元の生活を取り戻せないままでした。
その反面、もともと貧しい人々の中には、地震の前よりも立派な家が与えられて喜んでいる家族もありました。
改めて、復興の難しさを目の当たりにしました視察となりましたが、訪問したどの家族も、私の訪問を歓迎してくださり、「日本からの支援にとても励まされた」と感謝の言葉をいただきました。
エクアドル地震緊急支援にご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
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